Nyan2 日記(2004-01-14)

2004-01-14 (Wed) [長年日記]

昨日書いたような遍歴を辿ってきたわけですが、改めて一つ一つを振り返ってみましょう。

事実上、メモ帳の次に触ったエディタですか。大学のマシンに入っていたエディタもこれでした。学生用途だと出世払いということでレジストできたのも大きかったと思います。

使い方としては、あくまで文章・HTML編集の域から出ることはありませんでした。秀丸でマクロをつかうことはありませんでした。それはまた後の話。

初めて書いた某同人ゲームのシナリオは、全て秀丸上で書きました。当時の私にしては、前代未聞の文書量であり、ファイル数でした。で、それだけ酷使した(?)から不満が出てしまったというか、なんというか。

▼ 良かった

▼ 不満

1ファイル、1アプリ、1ウィンドウ : 要は 1ファイルで1つアプリを起動すると言うこと。立ち上げた数だけ秀丸が立ち上がり、それだけメモリを食うのが辛かった。一度に20〜30開いて置換や検索するのが当たり前だった。(このころに grep検索・置換を知っていれば……)
マクロの記述方法が嫌 : 機能に限界を感じてマクロに手を出したものの……。初めて触った言語が C で BASIC に触れていなかっためか、中括弧で括らない関数記述方式や、main がない構成が受け入れられなかった。(ruby もこういうタイプですよね)
成形機能 : 禁則は充実していたが自動成形機能が貧弱だった(使っていたマクロがちょっと弱かったのかもしれない)
印刷段組 : 秀丸単体では出来なかった……。

秀丸で不満だったところ……メモリ・成形・マクロの三点に絞って次のエディタを探しました。長らく使えるエディタを探して、当時メジャーだったものを片っ端から試用しました。結果、DOS系最強と呼称された VZ の後継 (この言い方は若干語弊がありますが) である WZ を買いました。

当時は秀丸をメーラの外部エディタとして使っていたんですが、そこにも不満があって、エディタとメーラが一緒になっている、という点もアピールポイントでしたね。

▼ 良かった

マクロ : 私が思う限り、WZ のマクロは最強クラス。そもそもエディタ自身がマクロで組まれているという……。(WZ は最初に言語と処理系が作られて、エディタ自身もその上で実装されている……らしい)。C準拠ということもあって取っつきやすく、いろいろ作った。楽しかったねぇ。
成形機能 : 思った通りに成形してくれないときもあったけど、ほぼ満足。これだけ出来れば問題なし。
消費メモリ : 1ウィンドウ・1アプリという形式と、多数ウィンドウ・1アプリ (共有型) という二系統の起動方式があったこと。今のマシンスペックならいざ知らず、当時のスペックだと非常にありがたかった。
メーラ・他 : 文書を管理する、という姿勢が根底にあるためか、いろいろなメモなどをひっくるめてまとめて処理する……という形態を持っていたこと。自分は余り活用しなかったが、使い方次第では非常に便利なものだと思う。

▼ 不満

色分け : 秀丸に比べると非常に貧弱だった
バグ : 細かな不具合 (正規表現のマッチ、など) が多かった。ぶっちゃけ、4.0B 以前は使い物にならないと思う。ありゃ酷い。んでもって対応もちょっと遅い (開発・販売形態……というのも原因の一つだと思う。普通のシェアウェアとはちょっと毛色が違うからねぇ)
キー設定など : 純テキストなファイルに保存されていると思いきや、制御コードがちらちらと埋め込まれており、それがネックだった。メーラのデータもそう。その辺りが分かってくると楽なんだけど、それでも……
文字コードの制御 : WZはいったん S-JIS (+CRLF) にして読み込み、編集。保存時に元のコードで保存……という挙動をするので、それ以外のフォーマットの文書を扱うときに混乱する。Linux との共存時に非常に辛かった。
…… : 今となっては他にもいろいろあるのだけど、それはまた後の話。別のエディタを触ったから、そっちの便利機能がね……という比較論。

こんなゲームがあったなんて。

1 は排気音がかなりショボいらしい。さて、2 でどう生まれ変わるか!?

▼ あ、そうそう

1のレビューを見たのですが、レースゲーム好きにはお勧めしません。このゲームを楽しめるのは、ライダーです(笑*1

*1 限定はしないけども(^^;

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|Д`) Nyan2 (2004-01-14 (Wed) 23:40)

たぶん、エディタに求めるものが違うと思うんだよー

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