▼ [二輪] サグだし

今日は定時でダッシュ。そしてバイク屋へ。前からやろうやろうと思っていたサグだしを依頼していたのです。

店長に挨拶して、サグだし開始。

サグだしの際のバイクと自分の状態

まずは自分のスペック。身長165cm、体重60kg。腹が出てきてます。やばい。

レースに出場しているわけでもなく、街乗りから長期ツーリングまで幅広く使用しているので、どこの状態でサグを出すか非常に迷いました。

• 街乗りであれば、バイクのリヤ積載 0kg、自分は軽装。
• 林道ツーリングであれば、バイクのリヤに工具類積載 (10kg)、自分はブーツからジャケットまでのフル装備(2kgくらいか)、背中にザックで食料・水 (5kgほど)。
• 林道ツーリングであれば、バイクのリヤに工具とか衣類積載 (10〜20kgくらいか)、自分はブーツからジャケットまでのフル装備(2kgくらいか)、背中にザックで食料・水、他 (5〜8kgほどか)。

その差、バイク本体で0〜20kg、自分が 0〜10kg。もうどうにもならないので、一番乗る頻度が高いであろう、林道ツーを中心に考える事にしました。

ということで、リヤに工具積載(10kg)、自分はフル装備。ただしザックは空。この状態から

• 長期ツーリングは +10〜15kg
• 林道ツーなら、+5kg
• 街乗りなら -10〜12kg

というところです。まぁ妥当じゃないでしょうか。

この状態で、現在のサグ値 (SITTING SAG) の計測。細かい調整方法はもっと詳しいページがたくさんあるので、そっちを探してみて下さい。

基礎値

目標値 (計測と計算)

現在値 (計測)

ざっとこんなもので、「フロントは27mmほど上がりすぎ」「リヤは7mmほど下がりすぎ」ということでした。尻下がりということです。

ちなみに、リヤの積載を取った状態では

でした。10kg減ると5mmほど上がるようです。フロントの方は計測してないので分かりません。恐らく1〜2mm程度下がっていると思います。

実際のところ、リヤが下がり気味だよな、という感覚があったので計測結果は妥当だと思います。

調整

リヤから調整します。ロックを緩めて、イニシャルを強くしていきます。がんがん叩いて、締めて、ある程度まで行ったところで計測。調整。計測。調整……。

ここまで強めてFixとしました。調整前に比べ、リアが約10mmほど高くなった事になります。計測していませんが、積載無しだと489.0mm程度(+5mm)でしょうから、約15mmのアップでしょうか。若干強いですけど、長期ツーリングならもっと積みますし、街乗りはオン主体だし、まぁいいかなと。

パーツリストを見る限り、フロントはカラーなどが入っておらず、もっとバネレートの低いスプリング*1に交換するしかないようです。今はどうにもならないので、このままということで。

リヤが上がったので、一応フロントも再計測してみました。

なんと、5mmも下がっています。そりゃリヤが上がったんだから、フロントは下がりますわな。

この状態で光軸を調整して終了。

走る前の感想

調整中、跨った状態での感想です。

正直、数mm変わったところで分からないだろうな……と思っていたんですが、なめてました。リヤが数mm上がっただけでも違いが分かります。乗った瞬間に、「おお、(リヤが)上がってる、(フロントが)下がってる」と、フロントが高い感触が緩和されて行くのが分かりました。驚きの結果です。

が、それはまだ序の口でした……。

乗った感想

ショップからの帰り道、サグ出し後の初運転ですけど……ビビりました。

( ゜Д゜)

いや、本当にそんな感じ。乗り味が全然違います。なんていうんでしょうか。アメリカンのように上を向きながら走っていたのが、ネイキッドのように下がった、って感じでしょうか。……どっちも乗ったこと無いですけど。

車体のバランスが真っ直ぐになったっていうのかなぁ。こう……背筋が真っ直ぐになった感じです。意味分からないですね、はい。

まとめ

全体のバランスが明らかに変わった、言いたいことはそれです。

週末、時間を見て河川敷でも走ってみたいと思います。まだ良い方向に変わったのか、悪い方向に変わったのかが分からないので。あと、ステップとかレバー、ハンドルの角度とかも再調整が必要ですね。感触が変わっているので。

いやー、驚きました。こんなのDR-Zに初めて乗った時とか、リアリンクのグリスアップ直後とか、水没直後とか、サスの減衰いじった時とか、そんな時以来ですよ。

たかが数mm、されど数mm、なめてましたわ。

バイクって本当に凄いですね(;´Д`)